設備ありき、ではなく、製品ありき。
工程設計から取り組み、不可能を可能に。
挑戦は、金属部品の樹脂化から始まった
お客様の設計課題にお応えするため、金属部品の樹脂化に挑戦。軽量化と強度の両立や樹脂では不可能と言われた精度の実現をめざしてトライ&エラーを繰り返し、異素材との溶着や金具のインサート成形といった難易度の高い技術を確立してきました。
生産のための最適設備全般を自社開発し、ニーズに応える
コジマの樹脂製品生産は、「今ある生産設備で何がつくれるか」ではなく「この部品を生産するために必要な設備は何か」を考え、専用設備を自社開発することから始まります。個々の製品の生産に特化した仕様にすることでマシンの過剰スペック化を防ぎ、コストダウンとスピーディな生産を可能にしています。
IoTによる生産管理方法をいち早く構築
IoTという言葉が一般化する前から、コジマではインターネットを活用した生産管理システムを独自に構築して成果を上げてきました。海外も含め離れた生産拠点をネットワークで結び、全拠点の生産状況をリアルタイムで把握。正確な情報を即時に共有し、的確な指示・対応により品質や納期を管理しています。
難しい課題にも愚直に取り組む。
金型、成形、設備、工程の検討、新工法の開発など常に挑戦の連続で、やりがいがあります。生産設備を一貫して内製化しているのがコジマの特長ですが、初めて成形機の内製に取り組んだ際はうまくいかず、暗雲に包まれたことも。しかし常識とは真逆の発想で設計したところ功を奏しました。無理と言われる難題にも愚直にぶつかる姿勢こそ、私たちの本当の強みだと思います。
技術部 樹脂技術課仲田 義敏